2013年4月30日火曜日

読売新聞: 製薬元社員の臨床試験関与、日本医学会が批判

製薬元社員の臨床試験関与、日本医学会が批判


 製薬企業ノバルティスファーマの高血圧治療薬「ディオバン」を巡る利益相反問題で、日本医学会(高久史麿たかくふみまろ会長)は24日、東京都内で記者会見を開き、京都府立医大などが実施した薬の効果を調べる臨床研究に同社の元社員が深く関与していたことについて、「許しがたい行為で二度とあってはならない」と厳しく批判した。
 同学会は、再発防止のための運用指針を強化し、加盟する医学系118学会や大学に徹底させる。
 同大の研究は、3000人の患者を対象に、ディオバンを使うと血圧の低下が同じでも、従来薬に比べて脳卒中や狭心症が45%減ったという内容。元社員はデータ解析など中心的役割を担ったが、そのことを伏せて論文が発表され、同社は宣伝材料に使っていた。
(2013年5月24日20時13分  読売新聞)

0 件のコメント:

コメントを投稿