2013年4月30日火曜日

日刊薬業: 高血圧学会 利益相反開示「より利害関係の強い肩書の公表を」

http://nk.jiho.jp/servlet/nk/rinsho/article/1226573470519.html

高血圧学会  利益相反開示「より利害関係の強い肩書の公表を」
( 2013年5月27日 )

 日本高血圧学会は25日、降圧剤「ディオバン」(一般名=バルサルタン)の医師主導臨床試験「KYOTO HEART Study」をめぐる問題を契機に発足した「臨床試験に関わる第三者委員会」の報告書を会員向けに公開した。利益相反の開示では「特に企業と大学の双方の籍を保有する場合には、より利害関係の強い企業の籍(肩書)を公開することが説明責任を果たす上で望ましい」との方針を示した。

 研究資金に関しては、政府資金と民間資金の活用が重要との基本的な方向性を強調。その上で、コンプライアンスが重視される中では、「なるべく共同研究契約、受託研究契約といった法的な枠組みを活用して実施することが望ましい」とした。

 奨学寄付金については「個々の研究者の基礎研究や研究実務を支える上で重要なことは言うまでもない」とした上で、「金額の大きくなる傾向がある臨床研究・臨床試験においては契約による規律がより望ましい」とした。


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